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働くをテクノロジーで変える〜Hatatech Project〜

働くということ。インターネット、コンピューター、AI、雇用制度のゆらぎゆえの大企業・安定志向、起業のすすめ、フリーランス・ノマド、プロボロ、ダブルワーク、こんなワードが入り乱れる激動の時代にどうしたら皆が情熱を持ち、幸せに働けるのかを考える。思考の跡。

逃げるは恥だが役に立つを見て

通称『逃げ恥』

めちゃ流行っていたが全く見てなかった。普段私はテレビを見ない。テレビで時間を浪費するのが嫌だから。だからドラマも見ない。会社でどれだけ見てないの?!?と言われたことか。

もともとはドラマや映画が大好きだった。その業界に行きたいと思ったこともあったし、特に演技についての探究心は今も無くなることはない。

信じられる演技とそうでないものは、どう違うか。このことを大学時代は考え続けていたように思う。

会社に勤め始め、映画に対する情熱も薄れ、見ていない時が多かったが、もともとは好きなので見るとだいたいはハマってしまう。

そして今回も案の定、ハマってしまったのだった。昔、モテキの映画を見た時もハマったなぁ。。決まって長い休みがあるときに特にそうなりがち。

 

なので、自分なりに『逃げ恥』を振り返り、心の整理をつけたいと思う。いろんな側面からの語り方があると思うが、私はドラマのテーマ、演技、配役について書いてみる。

 

何でこんなに流行ったの??

これに関しては原作のテーマが今の世相を反映しまくり、女性ならみんな思うことを、ど真ん中でドーンっっ!と取り上げたから、、だと思う。契約結婚って突拍子もないことだけど、今多くの人が男女の働き方とか家庭内での役割に頭を悩ませている。今後の働き方はどう変わるかわからないし、今や専業主婦は一定の富裕層富裕層にもレベルがあるが、まぁ中流富裕層のイメージ)にしか許されない特権となり、共働きが圧倒的に増えていて、出産育児で会社をやめない女性がマジョリティ。そんな変化の波の中に私たちはいる。核家族が少なくなり、家庭の形は随分変わってきたが結婚の形はどうか、を問う物語なのだ。

ドラマではつつましく隠してきた結婚のメリット・デメリットを数値化し、数値的にメリットがあるから結婚しましょう。みたいな本当は思ってるけど大きな声で言えないことを言っちゃう。そんなファンタジー要素が人気の秘訣なんだろう。

2人が堂々と真正面から結婚という制度やそのことのメリット・デメリット、お互いが実現したい暮らしをしっかり主張し、話し合う。しかもかなりシステマチックに。ここがポイント。このシステマチックな要素は結婚ではタブー化されていたように思うけど、お互い恋愛感情なしで生活がスタートしているのでシステム構築がハマる。一昔前の仮面夫婦とも印象は異なり、関係はドライ。嫌いでもなく好きでもないけど、お互い人として思いやっている。

あと主役の2人の既存のルールに縛られない大胆な行動が肝でもある。そもそも女性から、「雇う形の契約結婚はどうでしょうか?」とか言われて、普通男はひくでしょう。そして細かいメリデメの計算数値見せられたら普通女もひくでしょ。

2人の利害が一致しても、普通は契約結婚しない。でもかなりのリスクを背負ってでも契約結婚を2人に決意させた背景には、システマチックに割り切って生活しようという提案とは真逆の『人間臭さ』が隠れてる。誰かに選ばれたい、そして誰かとともに生きていきたい、という強い人間臭い欲望が根底にある。だから支持される。

 

あとは当たり前だけどガッキーのかわいさ、星野源のかわいさが最強だったんだろう。ガッキーも「かわいいは最強」を力説してたし。平匡さんのウジウジ具合と、みくりのさっぱり具合のバランスも現代の象徴みたいで。しかも平匡さんが話し合いを嫌がらず、むしろ積極的なのが、またいい。

 

新垣結衣星野源の演技は?

演技については、良い演技と悪い演技の答えが私の中にはないし、好き嫌いが大きく反映されてしまうので何とも言い難いけど、感じたことをいくつか。

 

ガッキーの演技

ガッキーは好きでも嫌いでもなく、かわいいなぁと私は思ってて、ドラマが面白そうだったら見ることもたまにある、レベル。リーガルハイとかかなり評判良かったみたいだけど、見てなくて、昔好きだったのは、錦戸亮と出てた弁護士の卵で、薬師丸ひろ子の子ども(名前はひなたさん)の面倒を見ながら弁護士として成長し、錦戸亮ともハッピーエンドみたいなドラマかな。その時は演技について何も思わなかった。

 

今回の率直な感想としては、こんなに自然体で演技する人だったんだなぁ、という感じ。とても良い演技に思えた。特に石田ゆり子演じる百合ちゃんとの会話はオフショットですか?というくらいガッキーの言葉の出方が自然。とーーーっても良かった。可愛がってる、可愛がられてる感とか家族感が出てて。

コメディ満載の演技も全般的に面白かった。ハマってたし、こーゆー方向だと長く人気が続くのかも。恋愛ドラマしかできないと厳しいもん。なぜかふっと思いついたけど石原さとみはかわいくて好きだけど、頑張ってる感とかムリしてる感がある気がする。ガッキーは対照的だなぁと。

 

1番いいなと思ったのは、11話最終回での演技かな。これまでのニコニコ、気遣いもできる、波のようにさーっとひいて空気読める、そんなみくりから、小賢しいみくりへの豹変。イライラもするし、嫌味も言うし、感じ良く謝ることもできない。その演じ分けがグッときた。

きっと、ガッキーかわいいから見てた!っていう男性視聴者も、俺の彼女も付き合いたてはかわいかった!とかいう男性視聴者も、「あーよくあるよくある。女ってこうやって変わるんだよね」って思ってるんじゃないかなって思ったの。でもそりゃ変わるよ、環境が変わってるから、関係性が変わってるから。それをガッキーがストレートに表現してくれたのが気持ち良かった。みくりの人間性が伝わる良い演技だったなぁと。ドラマは回を重ねて、人物像が深まるところがいいよね。一番好きだったのは「家事は全部私が担当します。でもボランティアだから今日はできないなと思ったらやらないし、あれができてない、これができてないって言わないでほしい。だってボランティアだから!」こんな感じのセリフだったと思う。

 

星野源の演技

他の星野源を見たことがないので良くわからない、というのが正直なところ。でも大人計画所属だってネットで見て、さすが大人計画の舞台俳優って感じがした。かわいいキャラを完璧に守り通したところが良かった。本当の星野源とは別人だろう、たぶん。あと全編通じて彼の焦りの演技がすごく上手で、あれはやろうと思ってもなかなか簡単にはできないだろうなぁと思った。シェアをみくりに連発されて焦って醤油取る手を滑らせる、とぐろターボ隠すために自分を滑らせたり、ダイブする。みくりにキスしちゃった後に魚のキスを食べさせられて喉に詰まって平泉成みたいな声になる。キスがありだったとメールが来てケータイ落としそうになる。うん、秀逸。

演技ではないけど、平匡さんって性格めちゃくちゃいいよね??いや、たまに細かい男だな、とか意気地なしだなってとこはあるけど、人として真っ直ぐで純粋で、人をけなしたり、下に見たりしないし。たぶんこんな人現実にはいないよね。いたら厳しい現実の荒波を生き抜けなそう。プログラマーってそういう感じなのかしら。

平匡さんを見て、自分は本当に人として反省するとこあるなと思わされた。そりゃ平匡さんみたいないい人だったら、ガッキーに大好きって言われるわ。

 

配役について

このドラマの成功の大事な要素だと思う。ドラマとか映画が成功したり、人気出たらするのは、色んな要素があってそして運があると思う。要素としては話題性や宣伝の部分とか、脚本の面白さ、そして配役。イメージ通りの作品を作るには、脚本と配役がめちゃくちゃ重要だと私は思う。この人の代表的な作品はコレ!って当たり役、ハマリ役を俳優・女優さんに与えられる作品は、だいたいがヒット作だ。「世界の中心で愛をさけぶ」なら、森山未來長澤まさみ。「1リットルの涙」なら沢尻エリカ

その配役が今回は最高だったんだと。ガッキーと星野源。お互いがとてもハマリ役だったんだと思う。この2人以外にはありえない。主題歌も恋ダンスも、星野源がいなかったらなしえなかった。このドラマがこんなにヒットしなかったら、恋もそんなに売れなかっただろうなぁって言ってた人がいたけど、逆も然りで。恋という歌や恋ダンスがなかったら、このドラマはそこまでヒットしなかったのでは。そーゆーこの人じゃないと!コレじゃないと!ってのが何重にも重なって、作品はヒットする。それは簡単なようですごく難しい。

 

まとめ

逃げ恥のパロディもめちゃ好きだったけど、あんまりそれを話題にしてる人いなかったなぁ。個人的には、みくりが情熱大陸の取材受けてたはずが最後に「それが私の仕事の流儀。プロフェッショナルです。」と言いだして、突然プロフェッショナルの番組妄想に切り替わるのと、真田丸になぞらえた家事の合戦が意味わかんなくて好きだったなぁ。

 

とにかくこのドラマは、今の私にとってはとても深くて、勉強になりました。結婚とか仕事はこれからどうあるべきか、全ては相手との話し合いな気がします。

相手の価値観と自分の価値観、人生において何を大切にし、何を捨てるのか。