働くをテクノロジーで変える〜Hatatech Project〜

働くということ。インターネット、コンピューター、AI、雇用制度のゆらぎゆえの大企業・安定志向、起業のすすめ、フリーランス・ノマド、プロボロ、ダブルワーク、こんなワードが入り乱れる激動の時代にどうしたら皆が情熱を持ち、幸せに働けるのかを考える。思考の跡。

言語はツールのみならず

英語を勉強していて、最近は洋書を読んだりもする。

グローバル化が進むと言語習得が必要だとか、

いやいや翻訳ツールが発達しているから言語習得に

時間をかけるのはもったいない、とか

まぁ色んな意見があるわけで。

とりあえず私は中学高校時代まったく勉強せず

英語のことをまったくわかっていなかったけど、

勉強し直して論理的に仕組みが理解できるのが楽しくて

続けている。大人は論理力が勝負だ。

 

で、テクノロジーってところに焦点を当てると

言語はツールであり、翻訳機能も精度が高くなっているし、

むしろ母国語での論理的思考力を鍛えましょうって

落合陽一の本にも書いてあった。

確かに母国語での論理的思考力が大切なのは間違いない。

言語習得に時間をかけすぎずに本質的なところに

時間をかけようって意図もごもっとも。

 

ただ、洋書を読むと感じること。

それは、日本語感覚じゃない思考。

もちろん私は日本語ネイティヴなので、全ての思考を

嫌が応にも日本語でしてしまう。というか、日本語でしか思考できない。

でも例えば洋書を読むと、日本語に直訳できる単語もあるけど、

まったく同じものってなくて、英語の感覚の中で理解しながら

(結局は日本語なんだろうけど)読んでいく感じになる。

それは日本語にしてしまうと読んだときの感覚とはかけ離れてしまって

なんか日本語にはしたくない、そんな感じなのだ。

 

この不思議な感覚が好き。

むしろ結構な歳まで、日本語感覚以外が私の中になかったから

こその感覚な気がして、これが言語を文化たらしめるのかぁと

感慨深い。

 

言語はツールのみならず。